骨盤の歪みの原因
骨盤の歪みはどうして起きてしまうのでしょうか。他の骨のように、関節で大きく動くことのない骨盤がずれてしまうのは、何が原因なのでしょう。骨盤ダイエットで歪みを矯正すると同時に、歪みの原因を知ることで、ゆがみそのものが起きないようにしていくことも大切です。
人間は直立歩行をすることで、飛躍的な進化を遂げ、いろいろな身体能力を得ることになりました。同時に、四足歩行の時には肩・背中・腰と分担して支えていた身体の圧力が、骨盤に集中することになりました。
私たちは日常、左右均等に身体を使うことはほとんどありません。何気ないクセやしぐさによって、身体のどちらか一方に負担がかかっています。それは、立っているときに必ずどちらかに寄りかかっていたりとか、足を同じ方向で組んだりとか、食事の時はいつも同じ側の歯で噛む、バッグを持つ手がいつも決まっているなど、そういう無意識で行っている何でもないことです。
身体のバランスは、これらのことが毎日繰り返されることで、崩れていきます。運動不足などによる筋力の低下は、こうしたバランスの崩れを支えることが出来なくなり、身体の圧力の集中する骨盤は、徐々にゆがんでいきます。
骨盤の歪みの一番の原因は、こうした日常生活におけるバランスの崩れとされています。ほかにも、サイズの合わない下着や靴による足への負担などもあります。出産やストレス、老化も、歪みの原因となります。
骨盤ダイエットは、歪みそのもの矯正にも効果がありますが、骨盤周りの筋力の向上も期待できます。